岡山県吉備中央町竹部池レポート
池概要
住所:岡山県加賀郡吉備中央町竹部
水田と浄化槽からの流入が汚染の主な原因pHが高く、生体が住みにくく、夏場は臭いがする
施工マップ
比較写真①
透視度
水田の流れ込みがあり、水に濁りが出ている
散布前では透視度30㎝程度だが散布後2ヶ月経過では60㎝以上に上昇
比較写真②
施工前に感じた嫌な臭いやドブ色もなくなり、池水の透明感が上昇している。
水質グラフ(BOD・COD)
BODは順調に下がっているが、浄化槽の洗剤や、水田の農薬などの流入があるため、CODが下がるのに時間が少しかかっている。
BOD、COD共に、値が低い方が汚れの少ない水と判断できる。
BODとは…微生物がよごれ(有機物)を食べるために使った酸素の量のこと
CODとは…CODは微生物のかわりに薬品を使って調べる酸素の使われる量のこと
水質グラフ(全窒素・全燐)
全窒素と全燐が順調に下がっているため、富栄養化(水に栄養がありすぎる状態)が解消され、アオコなどの藻は生えにくい水質になっている。
同時に悪臭など不快な臭いも発生しにくくなっている。
水質グラフ(SS・pH)
SSの値が下がっているため、水中の浮遊物が分解されて透視度が上がっていることがデータからも判断できる。
洗剤などが流入するため、pHが元々アルカリ性を示していたが、少しずつ中性に寄ってきている。
SSとは…水中の浮遊物質の量のこと。低い値の方が汚れが少ない。
pHとは…水の酸性、中性、アルカリ性を示す。